信じるということ。
久々に読書メモです。
百田尚樹さんの「カエルの楽園」。
あるツチガエルの国、ナパージュでは、「三戒」という法があります。
1.カエルを信じろ 2.カエルと闘うな 3.闘う力を持つな
この「三戒」さえあれば、安全に平和に生きてゆけると強く信じるツチガエルたち。
でも、その国のある崖のすぐ下には、残虐なウシガエル大国があるのです。
じりじりと近づいてくるウシガエル。
かたくなに「三戒」を信じつづけるツチガエルたち。
法を破るくらいならウシガエルに食べられるほうがマシとさえ考える。
一方、ナパージュを守るために身体を張った強いツチガエルたちや鷹は、法にふれた罪で処刑され、追い払われた。
その結果、完全に無防備になったナパージュ。
そしてそのラストは・・・。
怖い小説でした。
現実世界で起きないといいけど・・。
それにしても、信じるチカラって凄いなぁと思いました。
第三者のアマガエルが主人公だったからか、私もずっと傍観者的で読んでいたのですが、
なんだか羨ましくなるくらいの信仰心でした。
死ぬまでこんな気持ちで生きられたら幸せだろうなぁ。
・・って言ってる時点で、自分はそうはなれないってことなのでしょう。
さて、何が正しくて、何がまちがっているのか。
私は、そのどちらもないと思っていますが・・
みなさんそれぞれ違いますもんね。
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